第25回みやぎ木造住宅コンクール優秀賞 受賞
塩竃市の高台に二人のための終の棲家となる小住宅を計画されたご夫婦。
高台の開けた景色を眺望できる南側には、一日のうちで一番時間を過ごす、リビング・ダイニングを計画。
リビングには、読書が大好きな旦那さまのために、天井まである造作の本棚を設えました。いつでも、大好きな本に手が伸ばせるように。
同時に、キッチンに立った時も、景色を眺めながら作業ができるようご提案。
奥さまのキッチンでの時間が楽しく豊かなものになっていただければ嬉しいです。
また、縁側では、お庭作業で疲れた時のちょっとした休憩場所にも、ふとした時に腰を下ろして緑を愛でる場所にも最適です。
空調の風が苦手な奥さまに、床下冷暖房システムを採用しました。
これから、”木”と一緒に、ゆっくり時間を過ごしていただける平屋になりました。
外観は、木塀・梁や柱の”木”と、淡いアイボリーの外壁が印象的な平屋です。
おうちの”顔”は、木製のドア。温かな感触は帰ってきた安心感を与えてくれます。
玄関の扉を開けると、真正面には植栽が見える窓。
目線が抜ける先に窓があると、広さ以上の空間の広がりを感じます。
また、ベンチと手摺も設え、ちょっとしたものを置いたり、靴を履いたりする際は便利です。
壁一面の本棚が印象的なリビング。
また、リビングの空間を背の低い壁で仕切ることで、畳スペースにお籠もり感がでてきます。
大好きな本が生活シーンのすぐそばに。
まだまだ好きな本を増やせます。
リビングの中でも、畳スペースは天井を低く、それ以外を勾配天井とすることで、
一つの空間の中でも、メリハリが出てきます。
ダイニングには、造作の壁面収納と飾り棚。
テーブルは以前からお持ちだったテーブルをリメイクしました。
これからも家族のそばで一緒に時間を過ごせます。
高台からの景色を見渡せる絶景ポイント。
お庭の植栽が育つと、緑越しの素晴らしい景色が出来上がります。
キッチンは収納するもの、使い方などをヒアリングし、収納はすべてお施主さまに合わせて造作しました。
北側にハイサイドのサッシからは安定した光が入る洗面脱衣室。
収納もしっかり確保して造作しました。
トイレはすっきりみえるように、収納は扉の後ろに隠しました。
また、脱臭や調湿の効果もあり、汚れのつきにくいエコカラットを一面に採用。
植物を育てることがお好きなご夫婦のためのお庭はたくさんの緑溢れるお庭に。
敷石は雨に濡れるとまた印象が変わり、落ち着いたお庭になります。